第7の栄養素・ファイトケミカル
最適な環境に自ら移動できる動物と違って
植物は生息場所を移動することができません
木や草花は強い太陽光線や害虫などの外的ストレスに常にさらされています
植物がそんな過酷な環境で身を守って生き
種を保存することができたのは防御システムを持っているからです
植物が光合成を行う際、当分の一部が変化して化学物質を産生
自分を攻撃する外的環境から身を守っています
この化学物質が「ファイトケミカル」
動物の体内で生成することはできません
ファイトケミカルは植物の「色」「香り」「苦味(あく)」などに含まれる成分
約1万種類以上も存在すると言われ
これまでに約1500種類ほどが科学的に解明されています
ファイトケミカルの最大の働きは抗酸化作用です
人間の体は加齢とともに酸化し酸化力の強い活性酸素が過剰に増え
体内に過酸化物質が増加しさまざまな生活習慣病や加齢の原因となります
ファイトケミカルは活性簡素を防御・駆除する抗酸化力が強いことから
私たちの生命を若々しく維持する力があるとして注目されています